古代の神々の記事を書いているからか、
朝、仕事に行く途中に川を通ると、
川が挨拶しきているような気分になります。
以前は川や池を通っても大して感じず、
景色の一部として通り過ぎるだけでしたが、
最近は感情や表情があるかのように
感じるようになってきました。
風に吹かれた池の波が日の光でキラキラ光り、
亀や鳥がゆったり泳いでいる姿を眺めて
仕事の疲れを癒したりしていますが、
帰る途中に池を見ている人の横を通ると、
見ていて楽しいのか疑問になるような
風景しか見えない場所だったりします。
以前は自分も大差ない状況だったのですが、
こちらに向けて山や草木や花や川や池が
呼び掛けているのに気付いて応えると、
綺麗な姿を見せてくれる感じがします。
同じ景色なのに全く違って見えるのは、
中々に面白い現象ですね。
特別何かがある訳でなくても、
日常のささやかな事に感動できるのは、
幸福度が高い人生ですね。
自然とどういう関係を築くかは、
欲にかられて環境を破壊してきた後の、
21世紀以降の人類の大きな課題です。
大きな課題に取り組む以前に、
身近な自然の声に耳を傾ければ、
想像以上に多くの気付きが
得られるかも知れません。