年明けに東京に行った時、
『山手線星図』に書いてあった
鳩森神社に参拝に行きました。
この境内には千駄ヶ谷太神宮があり、
オリンピック会場の地を守護していたのが
移転させられた神社のようですね。
太神宮とは凄い名前がつけられていますが、
伊勢クラスの位置付けだったのでしょうか。
移転前の神社の絵が残されており、
壮大な景観を誇っていたようです。
移転先では奥まったところに
ひっそり隠れて社が祀られ、
見る影もない状態になっています。
東京オリンピックがコロナでどうなるか
様々な説がたてられていますが、
会場の地から大量の遺骨が発掘され
これらの慰霊がなされてきたかは不明です。
片面に光を当てれば片面に影も出ますが、
目先の欲で歪んだ事をすると後が大変ですね。
儒教でも両面から総合的に検討する事が
政治上で重要だと話していますが、
死者に対する扱いも尊重されています。
太神宮に参拝に行くとやはり感じるものがあり、
目先の欲のために犠牲にされる側の心情を
察せざるを得ませんでした。
最近はパワースポットとして紹介され
知名度が上がった鳩森神社ですが、
千駄ヶ谷太神宮に触れる人がいないのが
淋しいところではあります。
オリンピックで湧くなら同時にこの様な場所も
大事に取り扱う必要がありそうですね。
美味しいところ取りをして責任を踏み倒せば
何れはツケがまわってきます。
2020年始めにオリンピック景気で湧いていたので
オリンピックバブルが終わった後の反動に備えて
このブログを書いてきた部分もありますが、
コロナの影響でリモートワークが進み、
いずれにせよ地方移住が増えていますね。
オリンピックに纏わる経済的な影響は
どの程度かはハッキリしませんが、
食料自給率の低い日本は個々で対策しないと
危なそうな状況ではあります。
他国での飢餓も彼岸の火事で他人事なのが
平成までの社会的な気風に感じましたが、
他人事で済まない時期が来そうな気がして、
慰霊に行ける場所には行って来ました。
オリンピックがどうなるかはさておき、
コロナ前までお祭り騒ぎをしていたなら、
こう言った場所にも参拝に行った方が
良いのかも知れませんね。