下野の人丸神社(佐野市小中)には、
人麻呂が片目となった伝承があるそうです。
平将門を祀る神田明神は片目明神と呼ばれますが、
人麻呂も彼と同様に怨霊扱いされたのでしょうか。
中世に書かれた『将門純友東西軍記』は、
将門公の体が首を追って武州に来るので、
社を建ててカタメ明神と名付け、
後に神田と呼ばれるようになったとします。
神田明神の境内に柿本人麻呂を祀る大鳥神社があり、
今年初めに参拝に行った事はブログに書きましたが、
両者には表に出ない繋がりがあるのでしょうか。
片目と言うと三角形に一つ目を想像しますが、
古事記は両目から太陽神・月神が生まれ、
一神教では太陽神のみで月神を抹殺するので、
ゾロアスター教やユダヤ教から抹殺された
悪魔扱いされた神々を思い起こさせますね。
『平将門の深層』に民のために戦った英雄が
先住民族の怨霊が蘇る恐怖を与え、
汚名を着せられた話しを書いてきましたが、
片目繋がりなのは歴史の闇を窺わせます。
首塚も新しくなったようなので、
関東在住の方は守護神に参拝に行き、
安全に暮らせている事に対して
感謝してみては如何でしょうか。
3.11の後に巨大地震が連発しても
大した被害になっていないのは、
陰で何らかの守護があったとしても、
別段おかしい話でもないでしょう。
水と平和がタダだと言う考えは日本独自で、
情報ですら無料で得ようとして痛い目にあう
中々に問題の多い風潮がありますが、
自分たちの問題として対応しようとせず
都合の悪い事を押し付けようとすれば、
折角の守護も打ち切られかねません。
新しくなった首塚を参拝する事によって
新しい武蔵野のビジョンが見えてくれば、
大きく飛翔できる人材になる可能性を
感じさせてくれるものがありそうです。