イシスと稲荷

イシス信仰が盛んになる以前は、
ハトホル女神が信仰されており、
イシス神がハトホルに代わり信仰を集めると、
ハトホルから受け継いだ牛の角と太陽円盤が
頭部に描かれる様になったとされています。

ここにも牛の角で鬼神の影が見えますが、
ギリシャのデメテル女神のシンボルである
松明や麦の穂を持った姿でも現され、
ダキニ=稲荷=穂の国にリンクします。

邪馬台国の鬼道とは古代神の祭祀であり、
グローバルなものであった可能性は
相応にあるのでしょう。

東三河は穂の国と呼ばれていますが、
三河吉野朝の文献を見ると南朝において
稲荷と絡め保の国とされているようです。

デメテルは古事記の天照大神に類似し、
岩戸開きに関わる神なのですが、
アレクサンドリアでも重視され、
これは既に本を書き上げているので、
そのうち出版する予定です。

イシスは玉座を神格化した女神ともされ、
頭頂に載せた王座のつけられた名には、
夫オシリスの玉座を守る者あるいは
息子ホルスの玉座を守る者の意味があり、
王権の守護神として重視されました。

豊川稲荷はダキニを祀る特殊な稲荷ですが、
ダキニ=イシスを祀る神殿であったなら、
後醍醐天皇は徐福が西方から持ち込んだ
王権の神イシスの神殿を復興し、
王位継承の神権を授かったのでしょうか。

二系統の岩戸開き神話が存在する事は
既に何度も言及してきましたが、
デメテルは謀略と軍事力で岩戸を開く
危うい雰囲気のある岩開きではなく、
もっと穏健な側に属しています。

農耕に関わる信仰で稲荷と通じるなら、
本来の稲荷信仰とは全く違うイメージが
広められている事になりますね。

人としての在り方に関わるものから、
目先の欲に目の眩んだ祈願弐かわり、
狐も危険な存在として扱われてしまい、
マトモな狐から見たら良い迷惑でしょう。

イシス信仰の推移には興味深い要素を
見つける事が出来るのですが、
古事記に通じる要素が複数あるのは、
壬申の乱以降に編纂された古事記が、
様々な国から流入した神話の影響を
多分に受けているからでしょうか。

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