菅原寺

奈良市菅原町に法相宗の寺である
喜光寺が存在していますが、
養老五年(721)年に乙丸という
住家を寺としたものとされ、
行基開創と伝えられています。

何故この寺が重要なのかと言えば、
行基がこの寺で没したとされ、
更にはこの寺は菅原寺と呼ばれ、
土師氏が菅原の姓を名乗り、
ここから菅原道真が出たからです。

本尊は阿弥陀如来とされていますが、
阿弥陀如来は行基とは信仰の系統が違い、
若干の疑問が浮上して来るのですが、
四方浄を調べると行基死亡の日にも
疑問が出てくる事になります。

行基が菅原寺東南院で二月二日に死んだ事から、
この日に行基の祭が行われているそうですが、
四方浄の行基の祭は三月二日に行われるので、
色々と隠されている可能性が高いですね。

菅原寺には様々な謎が隠されており、
ここが軽くしか触れられていないなら、
大きな謎を取りこぼす事になります。

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