四谷怪談

日本の怨霊と言えば平将門を始め、
菅原道真、藤原広嗣等が有名ですが、
会談で言えばお岩さんがトップです。

四谷怪談で語られるお岩さんの神社が
四谷駅から徒歩で行ける場所にあり、
実際に行って来た事があるのですが、
酷い雰囲気の充満する場所でした。

本来のお岩さんは怨霊とは関係なく、
劇の題材として設定を盛られただけの、
ただの被害者しかなかったようです。

ただ酷く語られ続けた事により
大勢がその様なイメージを持ち、
当人からしたら酷い迷惑を
被った事になるのでしょう。

私の研究は怨霊とされてきた人物や
悪神とされてきた存在にも関わり、
神道界で艮の金神を復権しようと
喧伝された事がありましたが、
稲荷や鬼など復権すべき存在は
かなりの数にのぼっています。

ブログでも色々と書いていますが、
『平将門の深層』も読んで頂ければ、
言わんとしている事が分かるります。

オカルトや都市伝説系の話題で
様々に取り上げられる事のある
怨霊とされた人達を調べると、
エスケープゴートにされたり、
真逆であったりする事は、
かなりの頻度でありますね。

知らずに怨霊として話をしたなら
致し方ない部分もあるでしょうが、
無意識にせよ迷惑をかけたなら、
訂正しておいた方が良いのでしょう。

相手が寛大だからと言っても、
私欲のためにネタとして扱って
謝罪や訂正を入れないのは、
普通の人間関係においても
問題ある行為なのは当然です。

著作権や名誉毀損などの
法的な範疇の外にあるからと
無茶をして良いかと言えば、
物事には道理が存在するので、
いずれは自分に返るでしょう。

大物ほど酷く言われているので、
礼儀を通すと目をかけられて
メリットが多そうですが、
普段余り怒らない人の方が、
怒らせたら余計に怖いですね。

大物すぎて格負けしてしまい、
話題にすら出せないケースも
あるかも知れませんが、
お手軽なものほど話題にされる
現状そものも問題でしょう。

大物に目をかけられるだけの
生き様を通せないようなら、
困難な時代をどう生きるかも
厳しい話になってきます。

感性の鋭い人は食料問題など、
今後の危機管理に対する意識を
持っているケースが多いですが、
備蓄もいずれは尽きるので、
人の問題の方が大きくなります。

困難な時にこそ真価が問われるので、
大物に目をかけられる生き様は、
必須要件になってきそうですね。

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