詩経の「雅」

詩経の「雅」は「頌」と共通し、
雅は夏(仮面を被って舞う意)の
同音の漢字が用いられた物で、
仮面舞踊が原義であると、
赤井真氏は説明しています。

「頌」は祖霊に対してですが、
「雅」は神霊に対しても
行われる所が違うようです。

現代で用いられる雅の用語とは
認識の違いが感じられますが、
雅だと言う言葉には神の美も
含まれている事になりそうです。

徐福が銅鐸を持ち込んだ事は、
三遠式銅鐸の本に書きましたが、
青銅器彫られた銘文が詩と重なり、
この流れがヤマトに存在したなら、
雅の儀礼も存在したのでしょうか。

祭祀を掌る巫が仮面を被り、
仮面の象徴する神格と一体化し、
巫が神となる祭と言うなら、
花祭の鬼の面と同じですね。

花祭が徐福に由来するかと言えば、
殷などに見られる青銅器文明が
古代ヤマトと関係する可能性が
完全にゼロでは無いのですが、
本一冊分纏める気力がありません。

まだ数冊分の研究のストックがあり、
書こうと思えば書ける話であっても
他を色々と削って作業をするので、
適当な所で辞めたい感じですね。

労力に見合う金が得られる訳では
全くないジャンルではあるので、
金がモチベでやってはいませんが、
独占市場と言うより誰もやらない
特異なジャンルではあります。

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