古代中国では牛を殺して儀礼に用いる
血生臭い記述も残されていますが、
世界的には農耕儀礼で人を犠牲にする
更に危うい儀礼も存在したようです。
コンド人は人肉を地母神に捧げ、
残りは各々の畑に埋め灰を撒き、
糊状にして納屋に塗ったり、
新穀に混ぜたりしたとされます。
他にも血塗られた儀礼は存在し、
植物霊や植物神の化身とされた人が
毎年殺される信仰もありました。
近代日本ではこう言った考えは
迷信で片付けられますが、
農薬や肥料を撒いておけば
収穫が得られるとするのも、
一つの信念体系ではありますね。
肥料の生成にも大量の石油が
使われているケースも存在し、
自然を食い潰し贅沢を求める
近代の信仰も他を見下せないで
問題がある気もします。
他を犠牲にするのは平気でも、
自分が犠牲になるのは嫌な人は
多かったのかも知れませんが、
儀礼であれば何でも良いとは、
ヘレニズムでは考えられては
いなかったようです。
各地のアレクサンドリア大図書館で
包括的な研究が行われており、
邪神への生け贄を行う様な行為は
廃止された可能性が高いようです。
アショーカ王の仏教は全世界に
広まったとされていますが、
インド人がエジプトで見られたと
当時の記述に残されている様に、
ヘレニズムの影響を受けた仏教が
存在していたと考えられます。
王は動物の犠牲を廃止しており、
人を犠牲にする儀式に関しても
撤廃していたのは確かでしょう。
神の名を語る邪霊が喜びそうな
危うい儀礼が存在するなら、
神道で言う所のサニワが必要で、
ヘレニズムにおいては学術的に
サニワがなされたのでしょうか。
アレクサンドリア大図書館では
何故か宗教と農業に関しては、
研究が盛んでなかったように
語られる事があるようなのですが、
私の本を読めば疑問が出るでしょう。
近代文明までの流れにおいて、
都合の悪い本は焚書されており、
白人至上主義による植民地化にも
都合の悪い研究が存在していた
可能性は高いと思っています。
コメント
拡散してもいいですか?
人の感性に時代のゆらぎが影響しても それは一時的であったと思っています。
史実に基づく歴史教育もこれから再検討されるといいと思います。
理系科目の勉強はタブレットで行えても文系の勉強は寺子屋方式のほうが向いていると思いました。
この記事にはそれほど拡散させる価値はありませんは、基本的に拡散は出典の明示さえして頂ければご自由に。