徳音

「谷風」や「日月」の詩の中に、
徳音という表現を見る事が出来ます。

「徳音莫違」と唄われていますが、
神霊が降臨して語った言葉を徳音とし、
豊作のための予祝儀礼で神が語る姿を
古代に見る事が出来たのでしょうか。

銅鐸に彫られた絵に詩経に通じる要素を
見る事が出来るとする話については、
三遠式銅鐸の本に書いておきましたが、
銅鐸を鳴らす事で詩を唄うのと同様の
呪術的な作用があるとするのが、
徳音であった可能性もありそうです。

これだとチベット密教でお経を回転させ、
唱えたのと同様の効果があるとする
フルパに近い感じを受けますが、
言霊も音も振動で通じる物があるのか、
農耕呪術には様々な物が残されています。

お経なり祝詞なり色々と唱えて
作物にどの様な変化があるかの
データを取っても良さそうですが、
頭のおかしい人扱いされても
自分の道を貫ける人向けな話です。

ナスには天津祝詞が良かったよ等と
話しているのを横で聞いたら、
若干ヤバそうな気がしそうですが、
どの様な音楽を流すかによって、
生育が変わる話は聞く事があります。

農耕儀礼には性的な物もあるので、
R18のボイスドラマでも流しておけば
大きく育つ可能性もありそうですが、
データが取れてもメインストリームで
話せる類いの物ではありませんね。

今年のナスは性癖が上級者だとか、
お前分かってるなと作物に共感する
訳の分からない時代になったら、
ある意味面白いのかも知れませんが、
作物に愛着は湧きそうですね。

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