ヘレニズムと農耕

農業関係の話をしていた時に、
F1種や農薬などの話が出て、
こう言う事に取り組んでいる人は
自分のやり方が絶対的真理だと、
排他的になる事があると聞きました。

アレクサンドリア大図書館では、
現代科学の基礎となる領域で、
様々な高度な研究が為された事は
そこそこ有名な話ではありますが、
宗教や農耕は寡聞にして知りません。

宗教の研究はなされなかったと
現代では考えられているものの、
私の岩戸開きの本を読んだ人は、
これが違う事が分かると思います。

アレクサンダー大王と同時代に
アショーカ王が存在しますが、
ヘレニズムの時代において
インド人がエジプトにいた話が
残されている事などから、
インドにもアレクサンドリアの
影響が存在していそうですね。

アショーカ王は様々な宗教を
相互研鑽させた事は有名で、
碑文に重要な言葉が残されます。

優秀な科学者を集めても、
自分の方が優れていると
マウントを取り合う事により
生産性が下がる事があり、
人間関係を重視する事で
改善するケースがあります。

幾つかの本に書いておきましたが、
この高度な研究は一神教勢力により
焚書の憂き目にあい抹消された
可能性が非常に高いのが問題です。

旧約聖書は農耕を行う兄を
狩猟を行う弟が殺しており、
二系統存在する岩戸開きも、
片方は多神教系の農耕に関わる
重要な密儀と関わっています。

農耕は悟りの領域にまで通じ、
略奪の文明からは都合の悪い
情報を抱え込んでいたのでしょう。

易経では少し分かって来ると
宗教団体のような物を作って
小狡い事をしかねないとし、
大物を見る事で慢心せずに
成長出来ると伝えています。

自分が一番優れていると思い、
より優れた者を認められずに
不正な手段を用いる事は、
イギリス主導文明において
十分に行われて来た事です。

聖書の神は他を認めず嫉妬深く
虐殺行為を行っていますが、
神を否定しつつ自らが神となる
根幹的部分が同じ土俵の上に
近代文明が構築されていそうです。

ヘレニズムの精神は梵我一如で、
アショーカ王の治世においては
修行により神々と交流する
政治が行われていた事について、
銅鐸の本に書いておきました。

徐福がヘレニズムの最高峰を
この国に持ち込んでいたのなら、
邪馬台国の農耕の在り方は
想像を越えていそうですね。

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