皮と種

米ぬかは脱穀した玄米の表皮ですが、
この皮に豊富な栄養が含まれる事は、
既に広く認知されていますが
玄米以外も皮に栄養がある事は、
余り知られてはいないようです。

タマネギの皮を料理に使ったり、
みかんの皮を農業に使う事などは
結構しられてはいる様ですが、

皮どころか種にも栄養があり、
梅干しの種をそのまま飲めば、
便秘改善点効果があるそうです。

柿の種を乾燥させ黒色焼きし、
炭化させるとボケの予防に
効果があるそうなもですが、
学生や老人のいる家なら、
試してみては如何でしょう。

そう言えば玄米も水に浸けて発芽する
種の状態にある物を食しているので、
種を食べるのは奇異ではありませんね。

少しだけ発芽させた玄米の栄養価が
非常に高い事が知られていますが、
これもスプラウトではあるので、
ブロッコリー以外のスプラウトも
有益な物が多そうですね。

自家栽培なら間引きする芽も、
スプラウトとして食べるなら

米ぬかの有用性は様々に語られますが、
他にも皮が使える物は沢山あるので
有効活用しなければ勿体ない上に、
生ゴミ処理の問題にも関わります。

雑草もマルチや堆肥に活用出来る事は
最近知られるように成って来ましたが、
食べたり漢方薬に用いる事も可能で、
現代は大事な物を捨てまくっています。

昔は勿体無いと言う言葉が多用され
人の排泄物も農業に活用しましたが、
トイレに高貴な神様がいる話は、
別の解釈も可能になりそうですね。

大地から搾取する文明の末路は
地力の衰退による崩壊ですが、
現代は循環を重視していません。

人間の腸は土との類似性が高く、
どの様な細菌が繁殖しているかで
健康度に影響が出てきますが、
人間を自然の上に置こうとする
優越思想の弊害は大きそうです。

地球からの搾取に知恵を絞って
自滅の危機を招いているのなら、
中途半端で慢心しているだけで、
優れた者とは言えませんね。

自然界を神の領域とする思想は
知的レベルが低い訳でなく、
ヘレニズムの高度な研究は、
現代の基礎に現存しています。

アニマムンディ(宇宙霊魂)が
ヘレニズムで重視されたなら、
自然にも霊魂の働きが存在し
人間に通じる物がある事は、
普通の考えだったのでしょう。

東洋医学もこれに類似し、
ヘレニズムの影響があっても
おかしくない要素があります。

優れた知識を誇ろうとしても、
地球を破壊する基盤の上で
贅沢する事を棚上げするなら、
それこそ欺瞞になりかねません。

生ゴミも有益な堆肥になるので、
捨てずに直に栽培に使えば、
美味しい野菜が食べられます。

食堂や給食などで出たゴミも
堆肥にして販売したり、
栽培の体験学習と合わせ等、
儲けに繋げられそうですね。

浅知恵で大事な物を安易に捨てず、
どれだけ有効活用出来るかにこそ
知恵を絞るべきなのでしょうが、
日常生活で出来る事が多いのは、
個々人の責任が大きい事とも
イコールなのかも知れません。

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