ネットで食料危機が叫ばれていますが、
日本では米騒動が何度も起きています。
最大の米騒動は1918年に起こり、
参加者が数百万人におよび、
鎮圧に10万人の軍隊が出動する
異状事態となったそうです。
富山県魚津漁村の主婦達が始め、
新聞に取り上げられる事により
全国に広まっていきましたが、
現代ではメディアの報道よりも、
SNSが一足先に動きそうです。
一部が騒いでいても他人事で
何とか逃げ切れるだろうと
思えている内ならまだしも、
米の価格が倍に高騰しつつ
給料の上がらない状況が
蔓延すれば分かりません。
この騒ぎで襲われたのは
主に米問屋などでしたが、
シベリア出兵に目をつけて
高値で売り付ける事により、
供給不足で価格高騰した事が
原因の一つとされています。
昭和48年に起こった米不足では、
企業が出荷を抑えて価格高騰させて
庶民から大金をせしめたそうですが、
事前に準備した人立場との差は、
どの程度だったのでしょうか。
一部の悪者が明確化されたら
そこに不満が集中しそうですが、
無責任な情報の拡散による
ミスリードがあれば大変な事に
なりかねない話でもありますね。
問題が明確になっていれば、
マシな対応がなされる可能性は
相応にあるかも知れませんが、
現代の複雑な社会情勢下では、
各種メディアの扇動によって
おかしな事になりかねません。
事前に自分で情報を集めて
冷静に対策を考える事と、
一方的に与えられる情報に
煽られて動かされるのとは、
全く意味が違ってきます。
後者は悪徳商法にかかる
リスクの高いものなので、
食料危機の叫ばれる現状では
余裕のある内に見識を高め、
自分なりの対策を考えておく
必要がありそうですね。
この類いの話は普段から
暴飲暴食をしていながら
病気になると騒ぐ類いの物で、
食料自給率の話を聞いた時に
対応しておくべき話です。
普段から自給自足に取り組めば、
こう言う騒動に巻き込まれる
リスクを軽減する事が出来、
余裕を持って対応出来ます。
ただ現代の教育が人としての
基礎部分の養成が余りにも弱く、
本草学や大地と向かい会う事の
醍醐味等は教えてはいません。
基礎を教えないのに自己責任は
酷な話だとは思われますが、
教える人が少ない状況であり、
取り組んではいる所です。
賢者は歴史から学ぶと言い、
過去の情報をどう生かすかは
本人が決める事であるものの、
現代教育は歴史から学ぶ事に
繋がらない内容ですね。