日本農業のプランテーション化

1970年代の農業に近代化は、
農業経営や土地利用の手法も
大規模化させていきました。

農地を特定の農家に集中させて
経営規模を大きくすると同時に、
機械が能率よく使えるように、
田畑を広げる政策がとられます。

多種類の作物を作るのではなく、
特定のものに集中する事で
単一の作物を毎年続けて作る
プランテーション化が進みます。

江戸時代までの日本の農業では、
豊かでな風土を活用する事で、
土地を何回転もさせる事が出来、
多種多様な作物が作られました。

こう言う意味から日本の環境は
豊かな恵みを与えてくれる、
他国から羨ましがられても
不思議でないレベルにあります。

自然を神として敬った先祖達は
価値を知り有効に活用したのに、
足元を疎かにし輸入で贅沢をする
罰当たりな事をしていますね。

目先の効率化を度外視できる
家庭菜園をしている人でも、
同じ物を大量に作ってしまい、
食べ切れずに親戚に譲る話は
よく耳にする事があります。

周りも農業をしている地域だと
同じ野菜ばかり作ってしまい
取れ過ぎても貰ってもらえず、
違う物を作れば物々交換も
成立しそうではあります。

プランテーション化をすると
連作障害等も起こりますが、
地域地域の自然条件を活用して、
多様な作物を生産する方が、
土も食生活も豊かになります。

小さな土地で作物を作るなら、
コンパニオンプランツのように
組み合わせでメリットの出る
多様性を追及していった方が
楽しそうではありますね。

少ない品目を大量に作って
毎日同じ物を食べるより、
少しずつ色々と食べる方が
飽きないのも良い所です。

単一の生産はイギリスが
植民地に強要したもので、
人の育成や運営すらも
単一化させています。

組み合わせによっては双方に
デメリットの出る事もあり、
農は一生勉強と言いますが
一生食べる事とは関わるので、
生涯に渡る趣味が得られるなら
別の意味でも豊かになります。

年毎に腕が上がって来ると、
採れる物も美味しくなります。

半年で三倍になる株を探すのは
大変な話になってきますが、
種を植えれば十倍以上になり、
食品価格の継続的な高騰が
続いている事を考慮すると、
最高の投資になり得ますね。

物価が上がっても給料は上がらず
下がる事すら有り得る状況では、
自給自足に軸足を移すのは、
早ければ早い程良さそうです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする