地球の肺

アフリカの地球最大のジャングルは
約600万平方キロもの面積を誇り、
地球の肺と呼ばれています。

ブラジル国立アマゾン研究所による
人工衛星を使ってジャングルを監視で、
1998年に1万6838平方キロの森林が
失われた事が判明したそうです。

これは前年比で27%増とされれおり、
べレギーの国土面積のおよそ半分もの
広大な森林が消失しただけで終わらず、
消失面積は年々増加しているそうです。

アマゾンのジャングル消失の原因の一つに、
農地を持たず移住しながら耕作する、
ポセィロスと呼ばれる農民が挙げられます。

中西部のマト・グロッソ州にあった
私有大農地や北東部にいた農民達が
干ばつのためにジャングルに移住して
焼き畑を初めてた事によって、
原住民のインディオがいとも簡単に
絶命してしまったと言われています。

これによりジャングルと共存する知恵が
継承されなくなった事による損失が
多大なものとなったそうです。

自然と共存する知恵は文献でなく
継承される類いのものなので、
一度失われると大変ですね。

こちらは無知であっても害意は感じず、
もうひとつの原因の方が厄介です。

畜産関係の国際企業が機械を用いて
大規模に伐採して牛の牧場を作り、
ブラジル政府は早期から厳しい法律を
作る事になったとされています。

何百平方キロもの広大な土地を
牛の放牧場にするだけでなく、
森林焼失、不法伐採、商業的森林利用等、
様々な問題に法律で規制が入りますが、
全く守られる事はなかったそうです。

政府や官僚の汚職や腐敗が激しく、
ジャングルが広過ぎ監視仕切れない
問題が重なった事が原因とされます。

独立国のブラジルは内線干渉として
外からの主張をはね除けてしまい、
1998年にG7各国がジャングル保護に
2億5000万ドルの援助をする等の
動きを出す事になったそうです。
 
アマゾン以外のジャングルは更に酷く、
チリのアジェンデ改革政権が敷いた
保護法により守られていたジャングルは、
クーデターで政権が奪われた後は、
保護法が全て廃棄され安価で西洋企業に
売り払われる事になりました。

彼らは原生林のマプチェ民族を追い出し
広大な原生林を破壊してしまいますが、
安価だからと言う理由で自然を破壊し
生産した物で贅沢をする事の業は、
かなり深い物がありそうです。

20世紀の自然破壊は凄まじく、
自然破壊の上での贅沢のツケを
十分に支払い終えたとは、
到底言い切れはしないでしょう。

現代の成功法則を見ていると、
金を儲けた先に大した物のない
時代的な問題を無視した物が多く、
自分だけ逃げ切れればが前提なら、
成功ではなくヤリ逃げでしょう。

自分に関係ないと見ない様にすれば、
対応はその場凌ぎ以上にはならず、
降りかかった時点で御愁傷様です。

格の高い神が重責を背負わせても
キツくて逃げるような姿勢なら、
三遠の聖地を公開したとしても、
パワースポット的な話で終わり、
豚に真珠になりそうです。

ヤマトタケルや行基を始め、
このエリアから時代的な動きを
出してきた人が多かったなら、
時代的責務を背負えるだけの
姿勢がある人でないのであれば、
格負けして終わりそうです。

特殊な事を知っていると優越感に浸り
神を出汁に大物振っても子供の遊びで、
時間の無駄になりかねません。

志のある人が参拝に行けば良いですが、
スピリチュアル系は危ない話も聞き、
基礎固めから取り組んでいます。

都合の悪い事を棚上げすれば
どんな理屈も通りはしますが、
何でも体の良い解釈をするのは
責任の誤魔化しになりかねません。

空気がタダと思うのは自然に対する
リスペクトに欠けた行為であり、
一蓮托生の問題であるのならば、
大きな成功を追及する人こそ、
参拝に来て頂きたいと思っています。

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