大豆以外の素材を使って
味噌を作る記事があったので、
自作してみる事にしました。
味噌の味が麹と塩から来る物で、
大豆以外でも味噌が出来るなら、
米ぬかで味噌が作れないかと思い、
頭のおかしい試みをしてみました。
米ぬか200g・麹200g・塩40gで
取り敢えず作ってみましたが、
麹と塩を混ぜた物の中に、
適量と思われる水と一緒に
鍋にかけた米ぬかを入れて混ぜ、
ジップロックで密閉ですね。
1週間程は毎日揉んでやり、
空気が出たら抜き直した後に
3ヶ月~半年は冷蔵庫で熟成。

一応完成したので使ってみると、
舌触りは滑らかでないものの、
普通に麹味噌の味はしますね。
塩の量を若干減らした方が
良い感じもしましたが、
天然の塩なら健康面には
問題無いので食べられます。
スーパーに行くと市販の味噌は
値段が三百円辺りから置いてあり、
麹は三百五十円程度はするので、
塩と合わせると割高になり、
買った方が安いかも知れません。
まあ食料品高騰のリスク対策なら
備蓄を選択するのもありですが、
ヨーグルトメーカーを購入すれば
麹も米ぬかを使えば作れます。
米ぬかはコストゼロで高栄養価の
非常に優れたアイテムなので、
良い料理法が見つかったなら
健康にも財布にも優しいですが、
人の食えないダークマターが
生産される可能性もあります。
米ぬかの中には様々な菌がいて
乳酸菌発酵も可能なのですが、
諸条件で働く菌が代わるのも
面白い実験が出来る要素です。
嫌気性発酵でボカシを作るために、
ヨーグルトと水と米ぬかを適量混ぜ
ビニールに入れて密閉していたら、
ピルクルのような乳酸菌飲料の
甘い匂いを醸し出していました。
ある程度の基礎知識がなければ
微生物の働きはブラックボックスで、
上手くいかない時に仮説や対応が
はっきりしない事になりますが、
経験しないと理解出来ませんね。
今は大学時代より本を読んでいて、
少しは知識量はあるのでしょうが、
実際にやる事とは全く違う上に
知識の偏りも結構ありそうな感じで、
本当に必要な知識も足りなそうです。
色々やろうとしてみたものの、
苦労する覚悟がいるかと思えば
遊びのような楽しい事も多く、
上手くいかない事があっても
楽しんだモノ勝ちですね。
舌触りの問題をクリアするため
マヨネーズと混ぜて使ったり
色々と試してみたのですが、
やはり味噌汁がど真ん中で、
かなり美味しい出来栄えです。

噛む事が出来ない高齢者等、
玄米を食べられない人に
米ぬかを勧めていますが、
味噌汁なら十分いけます。
たまに上手くいく事があると
報告したくもなりますが、
最近は米ぬかが殆ど無い
精米所もそこそこあります。
地域密着型のブログなので
私の記事を読んで動いた人も
中にはいるかも知れませんが、
食料価格の高騰などから、
関心が高まってはいそうです。
大勢動くと川辺で刈った雑草にも
価格がつく可能性もありますが、
まあ早く動いて準備した人は、
何かと条件が良いのは確かです。
コメント
昔から食への関心が高く手作りする方ですが、コロナ騒動とともに畑を始め3年目です。今まで米糠は肥料として畑に撒くだけだったので、作ってみます。お味噌汁が美味しそうです。
味噌を自作しようとすると大豆が大量に必要なので、あくまで栄養価の高い代替品でオススメ出来る物かは微妙ですね。
関心を持って頂くためのもので、フレッパーからすれば全然なレベルだと思うので、もっと危機管理を前提とする情報が出る流れに繋がると良いんですが。