ウクライナ問題

最近ロシアの情勢がキナ臭く、
色々と書ける事はありますが、
現代日本での有事に関しては
食料自給問題への取り組みが
基礎として重要となります。

事実問題ばかり扱っても
小手先の話になりかねず、
基礎の食料自給について
色々と描いてきましたが、
主体的に取り組んだ分だけ
有事には有利になります。

と言うか基礎が弱すぎ、
これ以外でも何かあれば
大惨事になりかねない
綱渡りの状態であるのに
対応が弱すぎますね。

孔子は軍事より食料が、
食料より国の信が重要と
語った事が記されますが、
軍事を語るなら前提として
食料問題に取り組まないと
無価値となりかねません。

食料自給率を上げるための
一番簡単な方法と言えば、
自作する以外にありません。

食料と国の信のどちらを
捨てるべきか問われた所、
人はいつかは死ぬが、
国は信無くば立たずと
語ったとされています。

彼女を強姦から守るのと
国防とは根本的に違い、
国家のためと言いつつ
一部の保身のためだけに
戦場に駆り出されても、
マトモな戦になりません。

普段威張り散らす指揮官は
戦場で背中から撃たれると
聞いた事がありますが、
儒教で徳を重視するのは、
戦争で命をかけて戦うのに
国の信が必要だからですね。

現代日本は国としての信が
欠落した状態にあるので、
根幹からの議論が必要でも
国の体制はそう簡単には
変更する事は出来ません。

戦争があろうがなかろうが
人はいずれ死ぬものなので、
いつ死んでも後悔しない
生き方こそが基本ですね。

死の苦痛と死への恐怖は
根本的に別物ですが、
死後に地獄に行く恐怖と
向かい合う密儀について、
岩戸開きの本に書きました。

ヘレニズムを出しただけで
国の体制を変えられるかと
問われるのなら否ですが、
別の要素へのアプローチで
より長期的な視座に立って
色々と執筆をしています。

時代には様々な周期が存在し、
現代は大きな周期の節目なので、
末節に何が起こるかよりも、
基幹がどう推移していくかを
見た上での話になります。

大枠では既存の体制が崩壊して
新規の芽が出てくる時期なので、
いずれは沈む船に執着するより
新たな動きに乗る事が出来れば
長期的メリットは大きいので、
種を撒かないといけませんね。

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