都市開発の詩

詩経には様々な詩が残されています。
水神祭祀や農耕儀礼、季節の神への祭祀を始めとして
都市開発について歌った詩も残されていると言います。

「定之方中」という詩は都市開発の詩とされ、
定とは二十八宿の一つでペガサス、
中とは南中・陰暦十月頃を意味し、
楚宮を作る時に歌った詩とされています。

定之方中 作于楚宮
揆之以日 作于楚室

樹之榛栗 椅桐梓漆
爰伐琴瑟

升彼虛矣 以望楚矣
望楚與堂 景山與京

降觀于桑 卜云其吉
終焉允臧

靈雨旣零 命彼倌人
星言夙駕 說于桑田

匪直也人 秉心塞淵
騋牝三千

ペガサスが南中している時に、楚宮を作る。
太陽で方角をはかり、楚宮を作る。

榛と栗、椅と桐と梓と漆を植え、
伐って琴を作る。

かの漕虚に登り、楚を望み、
堂で楚の景山と京を望む。

桑社に降りて、吉か占い、
良い答えをえ得る。

霊雨が降るので、御者に命じ、
星を見て謹んで賀し、草やどりをして地霊を慰める。

実直なる君の深い心がけに
多くの繁栄を授けるだろう

白川静氏によれば、説干桑田(桑田にやどる)は
草やどりをして地霊を慰める古い時代の地鎮の方法とします。
日本でも地鎮祭はありますが祟り避けの意味合いが強く、
地の神も共に喜ぶ方向での開発ではないので、
関係した業界で見直すべき部分は多いのではないでしょうか。

天神地祇と共に共存共栄するのが古代の都市開発の思想なら、
三遠の徐福王朝もこの思想を元に開発がなされた可能性もあります。

技術以前にどの様な理念で開発を行うかが基礎となりますが、
三遠で徐福王朝をベースに地域振興を行うのであれば、
歴史に絡めて環境問題に対し深い部分から見直した動きを出し、
今後の文明のモデルケースを提示する事ができたなら、
世界に誇る国際都市としてのポジションを確保できるのでしょう。

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