農業と宗教

農業と宗教の関係性は高く、
古代ギリシャの農耕祭や、
エジプトの密儀にも関わる
歴史の深いものでもあります。

伝統の深い儀礼なら兎も角、
アレクダンドリア大図書館の
大量の文献は焼却された後に
伝統農業も破壊されのたなら、
手探りに近い状態にありますね。

こう言う状況下における対応は、
宗教分野に似た傾向があるのなら、
古のアプローチが参考になります。

アレクダンドリアの高度な研究は
アショーカ王の仏教の影響が濃く、
様々な宗教を総合研鑽させた
思想そのものに価値があります。

彼の残した碑文に刻まれた内容から、
現代に必要なエッセンスが得られるか
検討する意義があるでしょう。

私は、出家と在家のすべての宗派を、
布施と諸々の供養により崇敬するが、
すべての宗派の本質を向上させるような
布施や供養は存在しない。

本質は多様な手段で向上するが、その根本は、
不適当な時に己の宗派の賛美や他の宗派の非難をせず、
それぞれの時に温和であるため、言葉を慎む事であり、
他の宗派を各々の表現で尊敬すべきである。

もしかようになせば、自己の宗派を向上させ、他をも高める。
かようになさねば、自己の宗派を損ない、他をも害する。

すべて己の宗派に対する帰依から、己の宗派を輝かすために、
己の宗派のみ賛美し他を非難する者は、
この行いにより殊のほか己の宗派を損なうが故に、
互いに法を聴き、和合するのが善い。

なぜなら、私の願いは、すべての宗派を博学にし、
真の教義をもたす事だからである。

近代農業はマーケティング戦略など
様々に考えるべき要素は多いですが、
権威化を目論むより様々な状況に
対応出来るオプションの提示と研究に
時代的な価値が高いと思っています。

経営には様々な利害が絡みますが、
信頼度の問題も大きく横たわります。

食料問題は国家的危機であり、
一企業でどうこうなる問題で
無い事は明確でしょう。

自給率を上げなければ有事の際に
盗難・強奪のリスクを抱え込み、
農業だけやっていれば良い状態に
ならない危惧が存在しています。

大勢で協力して乗り越えるべき課題に、
古の碑文は大きな価値を提供するでしょう

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