天神信仰と学門の見直し

河内源氏は天神を信仰しており、
この中から天下を取った頼朝が
伊勢のスポンサーになった事で
外宮から伊勢神道が提唱されます。

外宮の神官・度会氏が道真公に
密接に関わっていた事からして、
天神信仰はプレ伊勢神道なのか、
花祭に度会氏が登場する事から
鬼道の復興の流れが見えます。

朝廷を凌ぐ力を持った鎌倉幕府が
南朝を樹立したのが私の説ですが、
南朝における天神信仰の在り方は
現代とは全く違っていたのでしょう。

南朝が滅ぼされた事によって、
大規模な焚書がなされましたが、
ここで天神信仰の重要な文献も
大きく失われたと見れそうです。

重要な情報を入手した江戸幕府が
天神信仰の復興に尽力した事で
学問の神として全国に広まり、
世界最高の識字率を誇った
高度な学問水準に繋がります。

この影響の残っていた世代が
明治維新以降の飛躍を成し遂げ、
戦後の道徳性の高い経済も
天神による所が大きいなら、
切り捨てる話ではありません。

日本が世界に飛躍したのは、
小賢しい頭の良させはなく
人間力の高さによるなら、
現代教育の見直しのために
温故知新が必要でしょう。

棚上げして説教を垂れる事は
大人として失格の行為とされる
率先規範が重視されていましたが、
現代教育はどうなのでしょうか。

この教育の本質が邪馬台国まで
遡る物であったとすれば、
大陸より劣った国ではなく、
高度な水準を誇っていても
不思議な話ではなくなります。

鬼道の痕跡は現代に至るまで、
この国に多大な貢献をしてきた
世界に誇る物であったのなら、
天神信仰の見直しの価値は
多大なる物があるのでしょう。

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