朝のテレビ番組で韓国ドラマが
よく放映されているのですが、
チャングムは数行程度の原文を
膨らませまくった話だそうです。
半島は昔から日本と関わりが深く、
倭国の話に触れられるシーンも
良くあったりするようですね。
半島の歴史は私の著作の中に
色々な話が書いてあるので、
これを読んだ後に見てみると、
印象が変わる所がありそうです。
韓国の歴史ドラマを見ると
儒者がアホな人達ばかりで、
既得権の保持に動くような
ロクでもない連中扱いですね。
百済・高句麗は大乗仏教国で、
仏教に偽装した一神教な事は、
行基の本を読めば分かります。
アミニズム的な儒教の内容は
一神教からは排除対象ですが、
必要以上に悪く言われる背景に
信仰的なものを感じるのは、
私だけなのでしょうか。
儒教経典の『禮記』には、
賢者は二代目まで尊重すると
記述されているのですが、
会社も三代目が潰す事例は
数多く見受けられますね。
儒教では真に優れた政治は
才覚ではなく教育によると
学びの重要性を伝えますが、
優れたカリキュラムが前提で、
儒教には実績があります。
既得権を補助するために
庶民が官僚にならないよう
儒者が抵抗する話などは、
儒教経典から外れた話です。
同じく儒教経典の『易経』に、
戦争で勝利しても小人には
ポストでなく金で済ませる事が
知るされているのですが、
小人が権力を持つと乱用し、
ロクな事になりかねません。
元々儒教は試験を通れば
身分に関係なく官僚になれる
前提とされるカリキュラムで、
東大受験より桁が幾つも違う
倍率の試験が存在しました。
道真公も儒教を教える家系で、
儒教のイメージが悪いままだと
彼の評価にも泥が付きます。
司馬遼太郎を筆頭に歴史モノに
事実と異なる話が多い事は
歴史関係者から言われており、
ドラマで知った気になると、
大きく間違える事になります。
と言うか分からない事だらけで
私ですら必死に調べているのに、
軽く調べて完璧に分かったと
言い切る事は難しい話です。
色々と語った後に違う事が分かり、
どう対応するかの問題になると、
人としての格が良く見える話に
なって来てしまいますね。
良く関係者と話をしていると、
都合が悪いのでいかに誤魔化すか
話をしてくる人がいるのですが、
この時代にそんな事をしていると、
その内メッキが剥がれて来ます。
誤魔化し続けた後に発覚すると、
その分ダメージが大きいので、
誠があると最小限のダメージで
信頼を勝ち取る事にも繋がります。
既得権にも賞味期限があるので、
いつまでもしがみついていると、
一緒に没落しかねませんね。
農業と同様に次の収穫に向けて
新しい種を撒く事を続けないと、
去年の蓄えが尽きたら終わりでは
流石に厳しい話になりそうです。
もう次の時代の創出の時期に
入ってはいる状況ですが、
今後伸びる人は新たな種を
撒く人になるのでしょうか。