菅原道真公を語る上で
絶対的に外せない要素が、
アジア諸国との関係です。
彼は渤海からの使者に対して
漢詩の応酬をしており、
幼少期から漢詩を作ったと
されるだけの事はあります。
道真公が遣唐使を廃止した事は
良く知られてはいるのですが、
何故か渤海などの周辺国との
関係については余り触れません
史料を紐解くと渤海使との間に
優れた功績を残していますが、
怨霊伝承のみが広められ、
周辺が殆ど上げられないのは、
意図的な隠蔽なのでしょうか。
『行基菩薩とヘレニズムの復興』に
渤海国について書いておいたので、
ここでの重複は避ける事にしますが、
渤海国は当時の歴史を知る上で
外す事の出来ないファクターです。
道真公の時代における渤海国の
情勢はどうなっていたのでしょう。