橘逸勢を語る上で外せないのが、
複数の遣唐使が派遣された事です。
逸勢も遣唐使に任命されて
遣に渡っているのですが、
逸勢がパッとしない存在で、
書道と琴を極めただけで
帰国した情けない扱いです。
しかし、彼の遣唐使には
余りにも大きな日本史上の
謎が存在している事には、
触れられる事がありません。
逸勢の遣唐使には日本史で
絶対に外せない重要人物が
密接に関わっています。
それ以外の遣唐使にも、
様々な謎が残されており、
これらの謎を紐解く事で、
当時のアジア情勢と、
それに関わる日本国内の
問題が浮かび上がります。
遣唐使は菅原道真公により
廃止されたと伝えられますが、
ここに至るまでの遣唐使の
見直しを進める事により、
得られる物は多いでしょう。