東三河の古代史に関して言うと
私の前に研究者が存在しており、
前田豊さんの著作の中でも、
『古代神都東三河』と言う本は
そこそこの知名度があります。
最近、前田さんの話題が出て
他界したと言う話を聞き、
メールを送っても返答がなく
心配していた所なので、
結構驚いた記憶があります。
研究者間での情報交換で
話題を広げられるのは
是非とも行いたい所で、
戦友が先に他界した気分に
近い物を感じてしまいます。
彼の一連の著作に関して言うと
若干の宗教色が存在するので、
地元では使えないと言う話が
出て来る事がありました。
ただ前田さんは照山の保護で
早急に執筆した経緯があり、
枝葉末節を批判するのなら、
自分で動き示しをつけてから
言うべきであろうと思われる
罵詈雑言も聞く事がありました。
本を書く苦労に関しては、
実際にやった事の無い人は
分からないかも知れませんが、
命を削るような思いを続ける
死ぬほど地道な作業です。
苦労すれば評価される本が
書けると言う保証もなく、
前田さんを焚き付けるより
自分でやった方が良いと、
判断して書いたりしています。
専門家だからあれをしろ
これをしろと言われる事は
私にもあったりしますが、
契約している訳でもなく
全員に共通する話であれば、
自分でやったらと思いますね。
心ない批判を浴びせられて
人知れない苦労も多かったと
思われる所がありますが、
ご冥福をお祈りしたい所です。
実を言うと彼とは面識があり、
色々な話もあったりします。