道教の変遷

小林正美氏は道教を研究し、
『唐代の道教と天師道』の中で、
唐の道教の定説にメスを入れます。

日本・中国や欧米の学界において、
唐代の道教には上清派を中心に、
霊宝・洞神・正一派などの
多数の教派が存在する学説が、
半世紀も信じられてきたそうです。

しかし上清派を調べると
一神教の影響が垣間見え、
純粋な道教と考えて良いか
難しい部部がありそうです。

正美氏は唐代の道教は
天師道だけであたっと
著作の中で伝えています。

この天師道は黄巾の乱で
有名になった宗教とされ、
卑弥呼の時代に関わります。

となると玄宗が尊重した道教は、
卑弥呼の鬼道に通じる要素が
含まれる可能性が浮上します。

古代大和の神仙思想と
唐が結びいていた線は、
私の徐福研究を見れば
概略分かると思います。

不老不死の薬を求めた
徐福の正体については、
本に詳しく書きましたが、
ヘレニズムの東征が
日本列島にまで来た事が
隠蔽された説になります。

これが一神教勢力により
侵略される前の段階で
広域に信仰されてきた
密儀であったなら、
古代大和に道教の痕跡が
見れる事も当然です。

ここでも凄い話を書く事が
十分に可能なだけの研究は
既にストックしてありますが、
時期尚早感が否めません。

まあこの周辺の歴史は
隠蔽されまくっており、
断定は厳しい状況ですが、
現段階では触れる程度で、
今後掘り下げる可能性も
一応は残っています。

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