安芸高田市内の高田伸二市長が
活躍している話は有名ですが、
地元を見ると落差が著しく、
飽海遺跡の話も市長と話して、
何とかなる状況ではありません。
と言う事で広域に巻き込んでいく
戦略で進めてはいるのですが、
安芸高田市内の神楽を見ると、
鬼が登場していますね。
安倍晴明の研究をしていると、
源頼光の鬼退治伝承との絡みが
出て来る事になるのですが、
鬼無里の鬼女紅葉(もみじ)を
退治する神楽が伝承されています。
頼光の父・満仲も鬼無里の隣の
戸隠での鬼退治伝承が残され、
源氏と鬼退治が重なります。
更に土蜘蛛退治の伝承すらも
頼光に残されているのですが、
土蜘蛛は先住民族ですね。
先住民族と戦う話であれば、
ここに登場する鬼も邪馬台国の
鬼道と関係する線が出て来ます。
鬼無里には調査に行っており、
二つの紅葉の墓とされる場所に
挨拶にも行って来ました。
鬼無里には天武天皇伝承があり、
信濃遷都の話が残されていますが、
天武天皇といえば国内を二分する
壬申の乱の立役者となっています。
この周辺で古墳時代が終わっており、
卑弥呼周辺から古墳時代が始まった
歴史的経緯を考慮に入れると、
紅葉も鬼道祭祀を行った可能性が
浮上してくる事になって来ます。
細かい話をすると酒天童子伝承も
頼光と関わって来るのですが、
時代的に無理のある設定が多く、
様々な矛盾が存在しています。
安倍晴明の本にここの辺りを
詳しく書くつもりですが、
この伝承が残された背景に
何があったかが問題でしょう。
なぜ安芸高田市の神楽の話を
書こうかと思ったかと言えば、
鬼道と関係するなら全国的に
アプローチするための強みに
成りうるからですね。
豊橋市も今月の10・11日に
鬼祭が行われるのですが、
高田伸二市長クラスなら、
上手く活用して地域文化を
盛り上げられる気もします。
地域文化の継承では弱いので、
相乗効果を狙って全国的に
関係性を持たせた展開を
心掛けているのですが、
安芸術高田市にも価値が
提供出来ればベターです。