御靈神社(上御霊神社)には、
「八所御霊」と呼ばれる
八人の怨霊が祀られています。
しかしこの周辺は謎があり、
上御霊神社は有名な人物が
祀られてはいるものの、
無名の中級貴族とされる
文屋宮田麻呂も含まれます。
宮田麻呂は九州の赴任中に
密貿易が発覚した翌年には
謀反の疑いで罰せらており、
詳細は分かっていません。
この密貿易は新羅人の
張宝高と行われた事が
伝えられているので、
半島との隠された関係を
探る事が出きるでしょう。
そして八所御社霊の中には、
吉備真備も祀られています。
吉備真備も遣唐使として
唐で学び陰陽道の元祖となり、
活躍した人物とされますが、
怨霊となった根拠とされる
歴史が見当たらない人物です。
この周辺は私の行基の研究で
スッキリ解ける話ですが、
私の研究が正しければ、
宮田麻呂の謎もこの前提を
踏まえなければ解けない事に
なって来てしまいますね。
私の徐福や邪馬台国の
研究をベースに据えると、
様々な謎が解明出来るので、
何冊も書けてはいます。
法隆寺のエンタシス等は
結構な謎なはずなのですが、
スッキリ説明出来ているのに
何故か認知度が高くないのは、
何が理由なのでしょうか。
ボタンをかけ間違えると
その後も全てダメになり、
根幹をしっかりと据えれば
枝葉も自然と整うのなら、
この周辺の研究を行う事は、
日本史の必須事項でしょう。