佐伯氏が立山の開山に関わったと、
『立山開山縁起』に記されています。
佐伯有頼(ありより)が立山を
開山した伝承が存在しますが、
私は若干の疑問を持っています。
彼は676年頃に生まれたとされ、
阿弥陀如来の霊示を受けた事で、
神仏習合の一大霊場である立山の
開山に繋がったとされますが、
立山修験には謎が存在しています。
岩戸開きの本で立山について
書いた事があるのですが、
ここにはギリシャに通じる
謎が秘められている可能性が
存在しているのが問題です。
676年と言えば壬申の乱の
少し後の話になるので、
百済からの侵略戦争により
改竄がなされたであろう
重要な時期と関わります。
立山の白山行事が花祭に
通じている事については、
説明するのが面倒なので
本を読んで頂きたいですが、
世界的にインパクトを与える
重大な謎が秘められています。
信じる者は救われると言う
阿弥陀信仰が一神教的で、
立山の歴史が封印されたと
見る事が出来るのであれば、
佐伯氏がこれに関わる事に、
どんな意味があるのでしょう。
有頼が空海と関係するかは
良く分からない所ですが、
佐伯氏が先住民族祭祀に
関与する一族であれば、
空海の謎に通じていても、
おかしくはありませんね。