神戸発で日本全土に波及した
様々な物が存在するようです。
昭和三年(一九二八)三月に、
神戸の高台に神戸移民収容所が
誕生した事が知られています。
ブラジル移住者支援のための
国立施設とされていますが、
敷地100坪、延床1080坪、
ベッド数は600を誇る、
鉄筋コンクリート四階建て。
土地は神戸市が無償提供し、
建物は兵庫県が半額を負担。
昭和五年(一九三〇)、
別棟を増築して1300人が
収容可能となったそうです。
日本国初のこの国立施設が、
中央政府のお膝元である
何故か横浜を差し置いて、
神戸に設置されています。
神戸に建設した意味に、
何があったのでしょうか。