空海の雨乞い伝承

『今昔物語』は天長二年(824)に、
干ばつが続いたため淳和天皇の勅命で
神泉苑の畔で雨乞いの祈祷を命じられ、
東寺の空海と西寺の守敏(しゅびん)が
法力比べを行った事を伝えています。

守敏は雨を降らせたが空海は失敗し、
怪しんで法力を使って調べてみると、
守敏があらゆる雨神(龍神)を法力で
水瓶の中に封じている事が判明。

空海は天竺(インド)の無熱池にいる
善女龍王に祈ってみる事にしますが、
黒雲が湧き起こって3日間に渡って
国土を雨で潤したとしています。

しかしこれには別の伝承が存在し、
天長元年(823)に空海は雨乞で
水江浦島子の筐(はこ)を借り、
勝利する事が出来たとします。

真名井御前が籠神社の宝珠を授け、
この珠を持って祈祷を始めると、
雷鳴と共にもの凄い雨が降り始め、
「神泉苑の祈祷」が弘法大師の名を
世間に広める機会になったそうです。

 この伝承では水江浦島子が空海の
妃として伝わっているのですが、
昔の腐った創作なのでしょうか。

双方の設定は一年違っていますが、
この一年が決定的に重要な意味を
持っている事が問題となります。

片方の年は他にも重要な事件が
複数起こった事にされており、
日本史の根幹に関わるクラスの
重大な問題が関わっています。

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