瀬織津姫と槻の神

神である鬼の登場する花祭でも古い部類のものに
月地区の花祭があります。

月地区には槻(つき)神社が鎮座し、
瀬織津姫と呼ばれる謎の神が祀られています。

槻の花祭は古戸の花祭と同様、
花祭の起源に関わる古さを持ち、
ここに瀬織津姫が祀られているのは
どの様な意味があるのでしょうか。

月の地名も元は槻であったなら、
月と槻は発音が同じという以上の意味が
隠されてはいないでしょうか。

古事記・日本書記には同時に生まれた三神の中で
天照大神・スサノオは詳しく語られていますが、
月読命については殆ど語られていません。

古代世界において太陽と月は夫婦のように
陰陽一対の存在として語られているのに、
日本神話で語られないのは何故でしょうか。

花祭が卑弥呼の用いた鬼道と関係があり
豊橋で行われていた鬼道が壬申の乱で攻め込まれ
奥三河で隠れて継承されてきたとする説を提示していますが、
花祭には謎のうたぐらが存在しています。

伊勢の国 高天原が ここなれば 集まり給へ 四方の神々

三遠の地が現在の地に移される前の古代の伊勢であれば、
女神とされた天照大神の対の存在としての姫神は
隠されるべき存在とされたのでしょうか。

2020年は夏至の日に日食が重なります。
夏至は太陽が最も高く位置する日であり、
太陽が月に隠されて世界を暗くする
太陽神の死と復活は岩戸隠れ神話を思わせます。

古代の太陽神は饒速日(ニギハヤヒ)と呼ばれる
男神であったとする説は数多く出回っていますが、
古代の月神の情報は殆ど見えません。

槻はケヤキの木を意味していますが、
月をカムフラージュして槻としたのなら、
瀬織津姫こそ月読命だったのかも知れません。

まだ研究はストックしてありますが、
他に膨大な分量の研究を提示しなければ
ここの関係性を明確化するには弱く、
他にも書かなければいけない仕事が多いので、
出版社と話がつくなどがあれば纏めようと思います。

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