蘇民の森

伊勢の内宮を超えて、
二見興玉神社よりも
一駅向こうに行くと、
蘇民の森があります。

ここには蘇民将来と、
スサノオ・菅原道真・
祭神不詳の社が鎮座し、
安倍晴明創建の伝承も
存在している様です。

蘇民将来伝承と言えば、
安倍晴明の記した書に
登場する人物であり、
牛頭天王に宿を貸した
善人とされています。

ここで宿を断ったのが
古旦(コタン)将来で、
牛頭天王に滅ぼされ、
艮の金神と絡められた
伝承が残されています。

なぜ伊勢の地に蘇民社が
残されているのか不明で、
調べていくとある仮説を
立てる事は出来ますが、
確定ではありません。

と言う事で現地調査に
行く事になりますが、
やはり実地の雰囲気は
生々しい情報を伝える
貴重な物がありますね。

なぜ菅原道真が一緒に
祀られているかですが、
これは道真ではなく
天神信仰の可能性が、
非常に高そうです。

スサノオは牛頭天王と
同体とされたので、
本来は牛頭天王を祀る
社であったのでしょう。

残りの祭神の推定は、
候補はあるものの、
未確定な状態ですね。

伊勢の地に牛頭天王が
祀られていた事には、
津島神社が関係した
可能性がありそうです。

伊勢と津島は船で行け、
この両方をまわらないと
片参りとされていたので、
津島神社の牛頭天王が
祀られても良さそうです。

しかし船での移動は
渥美半島からも行われ、
海洋交通ネットワークで
内海の移動があったなら、
古の文化圏のイメージを
見直す必要があります。

となると豊橋市からも
伊勢に船で移動する
文化が存在していた
可能性がありますが、
おんぞ祭がそうですね。

何でも豊橋に結びつける
歴史学のフロイト派かと
思われそうな話ですが、
研究して根拠を掴んでの
説の展開をしています。

蘇民将来の深層は、
この国に止まらない
世界史の深い領域に
通じていそうです。

しかし蘇民将来伝承も
一系統では無いのに、
何故か旧約聖書絡みの
伝承ばかりが有名です。

そしてこれは陰陽道の
核心に関わる物であり、
国家祭祀を根底から
覆しかねない話です。

現状これを書けるのは、
菅原道真の本を書いた
私以外にはいなそうで、
私が辞めれば永遠に
闇に埋もれるリスクが
存在していそうです。

実際に血を流しながら
調査をしているのも、
相応の重さがあっての
話しではありますね。

なぜ艮の金神の根幹が
ねじ曲げられたのかは、
恐ろしい闇の深層を
紐解く必要があります。

そしてこの闇は現代の
日本に影響を及ぼすに
止まるレベルではなく、
国際情勢にも悪影響を
与え続けていそうです。

この流れの上の勢力を
持ち上げている人達も
いたりするのですが、
裏で話を持ちかけても
無返信が多いですね。

知らなかったではなく、
注意喚起があったのに
見直さず問題が起きれば
責任が問われて来ますが、
何とかなると甘い姿勢で
誤魔化せる物でしょうか。

信長を超えて江戸中期に
話を進める事が出来れば、
この全貌を提示する事が
可能にはなりますが、
体がもたないでしょう。

森永卓郎さんが命懸けで
財務省の闇を訴えた事で
財務省解体デモに繋がり、
大きな流れに至ります。

私の著作も後の研究の
流れに繋がっていけば、
私が全て書く必要性も
無い事になりますね。

歴史関係者と話をすると、
都合が悪いと印象操作で
根拠を明示せずに否定し、
権威を用いても責任を
棚上げする小賢しい事を
する人もいたりします。

しかし明治維新を越える
変革期にあるのであれば、
沈む泥舟にしがみつく
努力をしていたとしても、
価値があるかは微妙です。

状況が変化していくなら
保身そのものの価値が
全く無くなるだけでなく、
責任を追及されかねない
危険も背負いかねません。

下手に話しをすると、
責任や厄介事を背負う
リスクがあると思って
保身に走ったのなら、
後に発覚すれば一気に
信頼を失いかねません。

私自身も相応のリスクを
背負う覚悟ではいますが、
変革期にあるなら全員が
リング上に立っています。

農業も悲惨な状況にあり、
対策が遅れれば食料難で
大量の餓死者が出ても、
おかしくない状況です。

外野で評価さえしていれば
安全な状況にないのなら、
何もしない事に対する
メリット・デメリットも
洗い直す必要があります。

変革期は暗中模索ですが、
根幹的に必要とされるのは
アイデンティティーであり、
私の研究が核心を開示する
一助になればと思っています。

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