機動戦士ガンダム最新作の
GQuuuuuuXが非常に面白く、
映画館に観に行った時に
ガンダムを見せられるとは
思ってもいませんでした。
主人公の恵まれた境遇は
現代日本がモチーフで、
恵まれてはいるものの
自由を感じられないのも
良く表現されています。
地球では貧困層の境遇が
描かれていましたが、
下には下がある世界で
奴隷でもマシな境遇は、
社会的構造の問題です。
一方的に搾取されて
苦労の続く人の影で、
旨い汁を吸う一部の
支配層が存在します。
モデルとなっている
社会構造の歴史は、
一神教との繋がりが
切り離せない物です。
シャロンの薔薇と聞いて
ユダヤ色がしましたが、
カラー制作であるなら、
エヴァを見ても納得です。
昔からガンダムはユダヤが
混在されている所があって、
シオンの表記がZionなので、
その辺りの思想的な背景が
読み解けると面白そうです。
ララアが沙羅双樹の下で
ブランコに乗っていて
大乗仏教と絡みますが、
これがアショーカ王系だと
アショーカの樹になります。
戦争を終わらせられない
腐った既得権益の支配は、
ユダヤ教やキリスト教、
大乗仏教の歴史とも、
密接に関わっています。
沙羅双樹は輪廻や解脱と
密接に関わる象徴ですが、
偽りの光に窓わされれば
真に抜け出す事が出来ず
囚われ続けるのであれば、
根幹の問題が重要ですね。
キラキラとは何なのか
仏教思想から見ると、
光の仏にも二種類あり、
瞑想では偽りの光の
危険性が提唱されます。
宗教やスピリチュアルで
偽りの光に囚われた人は、
どれだけいるのでしょう。
密教の悟りは太陽でなく
満月で表現されますが、
昼を司る太陽が隠れて
太陽の光を反射した月が
悟りの象徴とされるのは、
中々に興味深いですね。
大乗仏教においては
弥勒菩薩が信仰され、
終末に降臨する姿は、
キリストに酷似します。
しかし本来のミトラは
ヴァルナとペアであり、
昼と夜が対でした。
古事記では月読命が
悪者扱いされますが、
太陽神と月神の双方が
必要とされるのなら、
神話体系から見直す
必要があるのでしょう。