東北にはほとんど観光資源がないので
古代の東北の壮大な歴史を記す
東日本外三群誌(つがるそとさんぐんし)をベースに
観光のプロモーションをしたところ、
偽書扱いされてダメになったと聞いた事があります。
偽書と言っても背景の解釈については
様々な可能性が提唱できます。
完全に創作小説を書いたのか、
危険な情報なので嘘を入れたのか、
元ネタがあり部分的に盛ったのか、
他にも様々な可能性が挙げられますが、
部分的に嘘があったとしても
事実の記述まで偽扱いされたなら、
色々な意味で勿体ないですね。
部分的に間違いがあったとしても、
データを積み上げる事で基礎を確立し、
新たな歴史的発見が観光に繋がるような
方向性を出していく方が良いと思い、
文献で基礎データを纏めています。
役所に行った時に証明できるか聞かれましたが、
考古学も出土品を調査したデータ以上は推理になり、
豊川の護国寺が他より大きいのは
何故かと言うような疑問に対しては、
文献や聞き取りを含めた総合的な研究で
仮説の精度を上げていく事になりますが、
これが他より大きいと言うデータは
新たに大きな護国寺が発見されない限り
崩れる事はありません。
学術的な問題だけで観光が成り立つ訳でもなく、
金にならない所は押し付けて美味い所だけ持っていこうと
底の浅い事をして短期でダメになるケースや、
総論賛成各論反対で責任を押し付けあい楽しようとしたり、
他にも様々なしがらみで身動きが取れなかったりと、
結局は人がやる事なので人の問題ですね。
日本のアイデンティティーに関わる事であれば、
真価が問われる内容でもあるので
現状ほぼ無料奉仕でやっていますが、
コロナで変革を求められている現状、
早い内に流れが出てくる事を期待してやってます。