現代の科挙

日本に住んでいると中国のイメージは
余り良くないものとして耳に入って来ますが、
実際に中国で生活した人が書いた本には
そのイメージを払拭する内容が記されています。

儒教を国教としていた中国には科挙制度があり
身分に関係なく試験に通れば官僚になれましたが、
清の時代の合格率は東大と桁違いの0.03%前後だったそうです。

鄧小平が現代版科挙と言われる高考(ガオカオ)を導入し
大学院に行く事が就職に繋がるので学習量が物凄いそうです。

儒教は本来、一流の官僚を育成するための学問で、
科挙制度のない日本では官職と関係ない人も学んだので
理屈のみの実践の伴わない議論も出てきています。

『書経』『春秋左氏伝』は政治の現場の対話が記され
官僚になる人には非常に参考になるものの、
ビジネスの現場での対話集ではないので、
日本では石田梅岩や渋沢栄一などにより
ビジネスへの儒教の応用が語られました。

経済成長をなした中国では腐敗も蔓延し、
二宮尊徳を学ぶ事で対応しようとしたそうですが、
孔子は道徳のみなので除外したとされています。
これは論語のみで五経を読んでいないか、
裏のある発言かのいずれかでしょう。

経済大国となった中国も自然からの搾取で肥大化するのではなく、
古代中国のように山の神・川の神を祀り、
自然との調和を考える方向を模索して欲しいところです。

江戸から昭和の世界トップの経済を走った時代周辺は
様々な問題に対して儒家が活躍した時期でもあるので、
この周辺の研究が日本で進む事により、
二宮尊徳のように中国への儒教の逆輸入と言う形になれば、
今後の日本や世界情勢にもメリットが多いでしょう。

私もブログなりで研究を出していますが、
所詮はこの程度なのでプロが本気を出せば敵わないでしょう。
学会でのしがらみ等、プロにはプロの悩みがあるでしょうが、
是非とも成果をあげ格の違いを見せつけてくれると楽しいです。

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