大抵の場合は執筆する前に、
関係する神社に参拝したり、
関係者の墓にも行きますが、
難易度の高い場所もあります。
淳和天皇の墓は到達難易度が
最も高い天皇陵とされ、
南春日町バス停で降りた後、
登山道を65分かけて到達する
山上の陵墓とされています。
清和天皇陵も山奥にあり、
スケジュール的な余裕を
取るのが難しい場所です。
一ヶ所行くだけで半日潰れ、
他にもやる事が非常に多く、
優先順位が最高度でないと
簡単には行けませんね。
この二名の天皇の存在は、
日本史を語る上で重要な
要人となってはいますが、
やはり実際に行かないと
臨場感が欠落しますね。
実地の雰囲気を感じる事で
得られる物は非常に大きく、
読書だけでは分からない
リアルな感覚が得られます。
関係者の心情を考慮して
執筆をしなければならず、
ここでエクスキューズを
書いておく事にします。
仁和寺周辺の天皇陵には
ほぼ参拝してきましたが、
プチ修験者気分が味わえる
そこそこの苦行になります。
山上まで上り龍安寺に降りる
ルートが存在していますが、
山での怪我や脱水症状には
自己管理責任が伴うので、
行くなら覚悟の上でどうぞ。
お手軽に得られる情報などは
大した事が無い物が多く、
私も書いている以上の研究を
ストックしてはいます。
人を見ないと出せない話は
ゴロゴロしている物なので、
情に報いると書くように、
大事なのは人間関係ですね。
実地で足を運び得られた情報で
色々と書く事が出来ていますが、
参拝しなかったら書けていたか
分からない話は多いです。
私はアンチ天皇でもなければ
天皇崇拝者でも無いのですが、
この周辺は非常に複雑で、
一筋縄では行かない問題が
天皇と言う存在のようです。
日本書紀などは極悪天皇も
記述されている謎の書で、
国の権威を悪く言う背景に
何が存在したのでしょう。