中秋の名月

神社に寄ったら月見の演出が
風情を醸し出していましたが、
そう言えば中秋の名月ですね。

深夜に月を見たら余りにも
特殊な雰囲気を感じさせる、
独特な光を放っていました。

中秋の名月の翌日が満月で、
どちらも楽しめば二倍も
風情を味わえそうです。

月と言えばウサギですが、
安倍晴明の陰陽道でも、
太陽の烏と月の兎が陰陽の
関係を示している様ですね。

しかし本来は月の兎でなく
月の狐であった可能性が、
研究で浮上して来ています。

『デメテルに捧ぐ』を読めば
月読命が二柱存在する事を
理解出来ると思いますが、
もう一柱いそうな感じです。

月黄泉としての恐ろしい姿も、
牧歌的な世界では全く異なる
扱いがなされた可能性は、
本の中に書いてあります。

月には様々な側面があり、
それぞれ神として信仰され
実地の知恵に関わったなら、
現代は知恵を受け取る術を
失った事になりそうです。

三柱の月読命を祀る神社が
存在しているのを知って
驚いた事があるのですが、
私の説の裏付けになるかは
何とも言えないところです。

安倍晴明の母が狐であった
伝承が存在していますが、
信太の森も行っています。

この辺りは色々とあるので
本に書くのも一苦労ですが、
晴明の艶やかなイメージは
狐から来ていそうですね。

しかし彼が活躍したのは
四十代以降の話とされ、
若い晴明の妖艶な姿は、
文学の中の話になります。

共に活動した花山天皇と
四十歳以上もの差があり、
子か孫ほどの年齢差が
存在した事になります。

そう言えば花山天皇は
花の山となっていますが、
花祭の花であったなら、
古代祭祀と関わりますね。

今日は出張で帰宅出来ず、
外で深夜に月を眺めながら
団子を食べる予定です。

月読命に捧げてから
食するつもりですが、
白くて丸い団子は、
満月にぴったりです。

月の神秘力が取り込める
特殊な団子になりそうな
中秋の名月なのですが、
月読命について詳しいと
効果が上がりそうです。

プラシーボ効果であれば
イメージが重要なので、
詳しく知れば知る程に
輪郭が明瞭になります。

神殺しの罪神とされた
古事記・日本書紀の
イメージを持ったら、
良い影響を期待しても
期待は薄そうです。

直感も良いのですが、
調べると間違っている
ケースも存在するので、
基礎研究は重要ですね。

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