日本最大級の偽書

武内文書などの荒唐無稽な
偽書がやり玉にあげられる
事例を見る事がありますが、
某ムーが記事にする様な
特殊な文献になりますね。

学者はこの類いの文献に
触れてしまうこ事への
リスクを感じるからか
スルーが多いのですが、
多くの学者が騙された
古文書が存在します。

椿井文書と呼ばれる物は、
公的文献にも多く引用され
図も多様されて来ています。

これが偽書とされたのは
2006年以降とされますが、
疑問を持つ人がいても、
公にならなかった様です。

筆跡を使い分けたり、
様々に知恵を絞った
知能犯だった様ですが、
学会全体がまんまと
やられていたのなら、
反省は必要でしょうね。

この本はオカルト好きな
読書層だけに止まらず、
学術的研究をしている
お堅い方々も含めて、
読んで頂きたい本です。

この偽書作成の仕事は、
時代的に見て私の言う
日本のDSにリンクする
可能性もありますが、
現状ではまだ薄いので
更なる研究が必要です。

ただ活動地域の外でも
偽書制作が行われても
おかしくない話であり、
他にも偽書と知らずに
引用しているケースは
結果ありそうですね。

簡単に偽書と切り捨てる
研究姿勢も一考の余地を
与えてくれる本であり、
どの様な背景や目的の下で
何処が書きどうなったかの、
研究の意義も分かります。

偽書が流布されて社会的に
どの様な影響が出たのかの
歴史を研究する価値は、
偽書に騙された後の推移や
原因の究明に寄与するので、
現代を生きる知恵になります。

ただの事実を追及するのが
学問と言う訳では無く、
歴史に学んで今を生きる
力に出来る事も大事です。

人の失敗事例ではなく、
学会や自らが失敗した
共感性羞恥で悶えそうな
黒歴史を研究する行為は、
楽しくはなさそうですね。

しかしこう言った知恵こそ
人生へのメリットは大きく、
現代人が未だ騙され続けて
損害を出す物があるのなら、
解放されるメリットには、
多大な価値があるでしょう。

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