昭和には一週間に七回以上、
平均して一日一回以上も
江戸時代のテレビドラマが
放映されていました。
慕れん坊将軍、水戸黄門、忠臣蔵、
大岡越前、遠山の金さん、
鬼平犯科帳、必殺仕掛人など、
江戸のイメージはテレビにより
定着したのではないでしょうか。
鎌倉・室町時代や明治・戦前昭和期の
テレビドラマは放映されてはおらず、
昭和世代の歴史認識が江戸時代から
明治維新や戦争の時代を飛び超えた、
簡略した物になった感すらあります。
しかし水戸黄門はフィクションで
余りにも実像とは異なっており、
江戸の政治運営が酷いイメージを
植え付けていないでしょうか。
しかし調べてみると彼の方こそ、
江戸に壊滅的な打撃を与えた
主犯格になりかねない人物で、
どうしてここまで異なった
イメージで描かれたのかの、
背景の方が気になって来ます。
テレビで見ただけで分かった気に
なっているのが大問題であり、
現代を知る上で江戸時代の認識が
歪んでいれば困った話になります。
これが特定の意図の下に行われた
愚民政策であれば厄介ですが、
歴史小説やドラマは間違いが多く、
フィクションとしてなら良くとも
見ていて突っ込みたくなります。
超能力のヤラセ番組の方がマシで
大した害は無さそうですが、
歴史の捏造の悪影響は大きく、
認識の訂正も容易でありません。
私クラスになるとヤラセ無しで
周りから浮く事が出来ますが、
日本は同調圧力が酷いので、
どうちようかと思いますね。
君子は和して同ぜずと言い、
違いを尊重して相乗効果を
狙って成果を上げる思想は、
二宮尊徳の報徳思想にも
引き継がれています。
これも儒教から来ていますが、
現代に引き継がれた劣悪な
儒教思想の流れを作ったのは、
水戸学による所が多いです。
司馬遼太郎は南朝や林羅山を
徹底的に悪く言っていますが、
どこかからの指示によって
動いていた可能性は無いか、
気になる所ではありますね。
南朝の小説を書くと殺される
話もしていたそうなのですが、
色々と察せられる話です。