神・人麻呂

歴史の研究を進めていくと
色々な研究がストックされてきて
手が付けられていないテーマも
かなりの数に上るものの、
柿本人麻呂に関心が出てきて
これに取り組むか迷っています。

柿本人麻呂は菅原道真のように
死後に神として祀られてきました。

五島高資氏の調査によると、
柿本・人丸神社は水に関係し、
海や河川周辺に多い事が、
『関東における柿本人麻呂に関する事績』に
書き記されています。

江戸時代には「火止まる」で防火神や
「人生まる」で安産神として広まり、
製紙や製鉄などの職能集団の神ともされ、
人麻呂は隻眼であったとする伝承を元に
目の神として職能集団で信仰されたなど、
なぜ和歌の神として祀られないのに
他でここまで信仰されてきたのでしょう。

この周辺には様々な説が存在するので、
興味を持った方は本を読み漁ると
既存の研究が理解できますが、
古代王朝を研究してきた身からすると、
新しい仮説が提唱できそうです。

水の神は古代日本で非常に重視された神で、
花祭で祀られる謎の神「みるめ」も
水に関わるとする説は本に書いておきました。

火防は遠州の秋葉山がメッカとされていますね。
職能集団は徐福集団を連想させます。

人麻呂の研究は奥が深くて完全に沼ですが、
この周辺を探っていくと古代日本の理解が
かなり進むの事は間違いなさそうです。

神田明神にすら人麻呂が祀られており、
一回ちゃんと参拝に行こうと思っています。

氏子さんに神社について書いてくれと
頼まれる事があるのですが、
禰宜さんと話をするとNGだったり、
色々と面倒な話がありますね。

花祭の本を書いた時も複数の地域に渡るので
とりあえず花祭で祀られる神々に参拝しましたが、
参拝後に何らかの出来事があったりするので、
それで良し悪しを判断しています。

神田明神は秋葉原駅から徒歩ですね。
ガンダムカフェが新しくなったようで
ネタ集めに秋葉原に参拝を考えています。
そういえばGUNMAとGUNDAMは1字違いですね。
隠れてガンダムを作っているんでしょうか。

群馬の古代史は『平将門の深層』に書きましたが、
群馬の語源は車馬だったりするようで、
軍事に関わる用語であった可能性が。

関東在住の方は時間があえば一緒に参拝にいき
ガンダムカフェにでもご一緒にどうですか。
関東地方は専門外なので参拝企画をたてても
それ程まわれる場所がないと言うか
場所移動に時間がかかりまくるので、
余り多くはまわれませんね。

私の東京のオススメは靖国神社ですが、
本殿から左の門に曲がって右手奥の二社が
マイナーなのに非常に重要です。

太平洋戦争の死者を敵味方関係なく祀り、
人類全体の平和のための祈願を行う場所が
知られていないのは勿体ないですね。

むしろ逆に感情を逆撫でする場所のような
位置付けになっている感のある靖国ですが、
こうなる前の歴史を調べてみると、
イメージが180度かわります。

神田明神の隠された歴史も調査中なので、
年明けの東京参拝企画で3日の正午頃に
靖国神社からの神田明神参拝を考えていますが、
関東在住の方も年始めの聖地への参拝は
一年を良いものにする価値があると思いますよ。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする