『チ。地球の運動について』が
非常に興味深かったのですが、
チの意味が地・知・血の他に
霊もある事を思い出しました。
血と霊をチと読む事は、
物と霊に似ていますね。
物が物質を意味するかは、
モノノケが霊的な存在を
意味している事からも
推察する事が出来ます。
物が物質を意味するなら
大物主も物質世界の王で、
物部も物質世界に拘る
低次の人達となります。
物質と精神との関係は、
古代では分離されず、
深い関係を持っていたと
認識されていたのなら、
現代とは異なりますね。
儒教でも精神修行でなく
修身が基本とされており、
身体と精神とを総合的に
修める事が重視されます。
易経では人間と言う存在を
天地人に三分割したり、
上半身を天・下半身を地に
対応させていたりします。
しかし天と地との関係は
非常に重視されており、
この関係が逆転すると、
人で無しになります。
これは儒教においては
基本的な話であって、
天神地祇への祭祀にも
関わる話でもあります。
天の神のみへの信仰は
一神教的な世界観で、
地の神も重視しないと
生存に関わります。
水も空気も食べ物も、
自然の働きが無いと、
困った話になりますね。
オシリスやイシスは
穀物に関わる神で、
神が農業を伝えた
神話も存在します。
物質の背後の霊的な
働きまで見えれば、
世界観も変わります。
これを分離する思考には、
根幹に一神教的世界観が
影響していそうですが、
これで進んで来た末路が
現代の悲惨な状況です。
地動説がアニメの時代的な
チ。のテーマであるのなら、
現代的なチ。のテーマには、
霊も含まれそうですね。
天と地の関係については
遥かに詳しくけますが、
安売りして良い話でも
無さそうな感じですね。
ネットでは出典を明示せず
パクる人も見られるので、
市場のレベルを見ないと、
出せない話も多いです。