舞と武術

花祭には祭の前に舞の練習を行う花習いがあり、
御幸神社の花習いに参加させて頂いていた時に、
二人で組んで前後・回転しながら舞う動きが
そのまま剣術の修行でははないかと思いました。

相手の動きに合わせて前後する動きは
相手が斬って来るのを後ろによける動作になり、
扇を持った舞も太極拳の扇を使った型のように考えれば
武術的な体を子供の頃から練る事に繋がります。

体育の授業で体の使い方も西洋化しましたが、
江戸時代までの日本人身体能力は非常に高く、
山中の長距離移動や農作業、有事への対応などが
舞で培われた体を基礎に行われていたとすると、
花祭の舞を別の角度から見直す流れが出てくれば、
武術的な価値の宝庫なのが分かるかもしれません。

現代は祭の縮小や舞手の減少などにより、
以前と比べて舞の継承にも難があるようですが、
花祭会館には昔の花祭の動画資料が残っているそうです。
これを眼のある人が評価して流布すれば、
日本人の身体運用レベルを一気に上げる可能性があります。

奥三河は伝統芸能の宝庫とされていますが、
いくら価値があっても認知が低く継承に危惧があります。
様々な角度から伝統芸能の価値を見直す動きが出れば、
日本にしかない独自の強みの再発見に繋がり、
日本の誇りを取り戻す事に貢献するのではないでしょうか。

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