六甲山の修験ルートの最後が、
唐櫃の四鬼家となっています。
六甲山入山の全てを掌握する
力を持っていたようですが、
一般的の入山に対する制限が
厳しかったとされていますね。
多聞寺との繋がりが強く、
西六甲方面に強い力を
保持していたようです。
夜の六甲山の往来は厳禁で、
恐ろしい魔物が人や牛を
食い殺すとされていた物の、
四鬼家から火なわを貰えば、
大丈夫とされてたそうです。
何故かこの伝承によると、
四鬼家は役小角ではなく
法道仙人に仕えていた
行者の家とされており、
火なわの呪力の源も、
こちら側になりますね。
六甲修験道は役小角か
法道仙人かの二系統が
存在していたのか、
元から一系統なのか、
明確でないところです。