ティマイオス・クリティアス

友よ、聞いてくれ。これは不思議な物語だが、
紛れもない真実の話なのだ。

プラトンは『ティマイオス』『クリティアス』で
ソクラテスの友人がアトランティスの伝承を
彼に語る話を書き残しています。

プラトンは70歳を越える高齢となった時に
『ティマイオス』を書いていますが、
この続きである『クリティアス』は
未完の書に終わりました。

この書にはエジプトの話が登場し、
歴史を失ったギリシャ人を子供扱いしています。

当時のエジプトに太古の歴史が残されていたなら、
アケメネス朝ペルシャからエジプトを解放して
ファラオとなったアレクサンダー大王は、
エジプト滞在時に歴史を学ばなかったのでしょうか。

プラトンの弟子アリストテレスを家庭教師とした
アレクサンダー大王が各地に大図書館を作り、
大陸規模での総合的な研究を行ったとすれば、
アトランティスの探求も行われたのでしょう。

12.000年前に滅んだとされるアトランティスは、
高度な文明を保持していた事が記されています。

アレクサンドリア大図書館の本は燃やされ、
アリステアスの本のみ残されたとされますが、
大図書館での功績には太古の歴史の研究は
挙げられていません。

客観的データを元にした学術研究のみが
大図書館の功績とされていますが、
キリスト教徒により燃やされた本には、
聖書と違う神話や歴史の研究も
多分に含まれていた事でしょう。

聖書の神はゼウスに似てワンマンですが、
ゼウスを頂点とするオリュンポスの神々は
ティターン神族と戦い支配権を奪っています。

アレクサンダー大王は東征の過程で、
ティターンの研究した事はほぼ確実でしょう。

ティターンには海洋の神オケアノスが存在し、
天照大神と競ったスサノオも青海原を治める神です。
スサノオはポセイドンに対応しますが、
ポセイドンもティターンの神であり、
後にゼウス側に取り込まれたのかも知れません。

古事記はギリシャ神話に類似していますが、
アレクサンドリア大図書館における神話の研究も
徐福により日本に持ち込まれ、
古事記の深層に関係しているのでしょうか。

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