行基と両部神道

初期の両部神道を代表する書に
『大和葛城宝山記』があります。

『大和葛宝山記』『大和葛木宝山記』
『葛城宝山記』『神祇宝山記』等とも
呼ばれた書とされているのですが、
巻頭に「行基菩薩撰」と記されています。

正安二年(1300)に成立した度会行忠の
『古老口実伝』に見えるのが初見とされ、

神宮秘記数百卷内最極書〈二世利益要〉
飛鳥記 大宗秘府 大和葛宝山記〈神祇部〉 心御柱秘記 神皇実録
此五通者、一見之処、二世利益、所謂正覚正智木師明文也。

と記されている事から外宮の渡会氏系で
極秘書とされていた事が確認されますが、
鎌倉時代後期の成立とも考えられています。

行基は役小角の次に現れたキーマンで、
修験道の立場で伊勢についての記述を
残したとされる問題児でもあるので、
伊勢の秘密を隠蔽したい勢力からは、
色々と煙たがられていた事でしょう。

ただ私の行基や菅原道真の本を読めば、
この周辺も時期に伊勢を先住民族王朝が
取り戻していた可能性が存在する事を、
認識出来るのではと思われます。

情報量が多くて説明が厄介ですが、
詳しく知りたい方は本を読めば、
この周辺の事情は分かります。

となると両部神道の真実はこの歴史観を
覆す可能性のある歴史に触れる事から、
捏造・隠蔽しなければならない対象と
認識されたとしても不思議はありません。

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