アレクサンドリアのユダヤ人

エジプトのアレクサンドリアには、
数多くのユダヤ人が居住していたと
伝えられています。

アレキサンダー大王の死後に、
エジプトのプトレマイオス朝と
シリアのセレウコス朝により
パレスチナの支配が目論まれ、
ユダヤ人は危険な状況に置かれます。

パレスチナを捨てたユダヤ人は
アレキサンドリアに数多く移住し、
ユダヤ人居留地に指定されたと言います。

アレキサンドリアとアンティオキアは
いずれもヘレニズム文化の中心都市であり、
双方ともユダヤ人に市民権を与えたそうです。

プレトマイオス朝は宮廷や軍隊でも
ユダヤ人に高い地位を与えたので、
商業・交易の分野を中心とした
多大な影響力を持つに至ったそうです。

ユダヤ人は商業・交易の分野で、
大王やプトレマイオス家に重用され、
国立銀行総裁や輸出入公団総裁などに上り詰め、
ユダヤ人商工ギルド連合会事務所である
「ディプロストーン」が設けられるに至ります。

「ディプロストーンを見ずに壮大な物を見たと言うな」
と言われる程の威容を誇る付属工場と倉庫群は、
広くその名声を轟かせたと言います。

アレキサンドリアの市民の半分近くが
ユダヤ人であった時期があったとされますが、
現代アメリカのユダヤ人も金融で力を持ちました。

現代のアメリカ金融界と同様の行為が
アレクサンドリアで行われていたなら、
かなり不穏なものを感じさせます。

この周辺の歴史はユダヤ人の優秀さを
誇示する文章が多く残されており、
矛盾点が見出だされる物が多いのは、
史実かどうかを疑うには十分でしょう。

ペルシャを打倒しゾロアスター教を弾圧した
アレクサンダー大王に対するユダヤ人の怨みは
かなりのものがあったのでしょう。
ユダヤ教すら弾圧対象となっていた可能性も
否定しきれない部分があります。

ユダヤとアレクサンダー大王に纏わる問題は
更に根の深いものが残されており、
この時代の世界史を完全に塗り替えるだけの
人類規模での重要な分岐点であった可能性を
『東三河の徐福伝承』に書いておきました。

ユダヤ人が金融で大きな力を奮っているのは、
現代にも通じる問題となっています。
その問題の根は極東の日本に関わり、
二つの岩戸開き神話に通じています。

本を書き上げたばかりで宣伝には早いですが、
ここの辺りについてかなり詳しく書きました。

幾つかクリアすべき課題が残っているので
商業出版で公知できるか分かりませんが、
自費出版ではアプローチが弱いので、
何とか出せるよう頑張ります。

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コメント

  1. 高橋けい子 より:

    アレクサンドリアにユダヤ人 アシュケナージの方々でしょうか?
    市民権は 奴隷だったところから勝ち得たものですか?
    帝政ロシアからも 大航海時代のポルトガルからも悪者にされてましたでしょうか?
    お金は「貸して直ぐ返すから」今も昔も 持っているとろくなことがありませんね

    • Katsuyoshi より:

      アシュケナジーは遥かに後の時代の話ですね。
      こちらは紀元前の話ですが、ユダヤ人が金融に秀でたと言う話はこの頃からあるようです。
      実際、この周辺の記述には矛盾が多く、どこまでが真実であったのかが曖昧な部分が多いですが、ユダヤ教とヘレニズムは対極的なもので、ユダヤ教徒がこの周辺の歴史の捏造を行ったと思しき根拠が沢山あります。
      ここを紐解くと古代日本にまで繋がるグローバルな話になってくるので、外堀から固めていっている感じですね。