優雅な仏像で弥勒菩薩はミトラ神に由来し、
この神がペルシャでゾロアスター教に取り込まれ、
ユダヤ・キリスト教にも多大な影響を及ぼしました。
一神教的なミトラ神の以前の本来の姿は
どのようなものだったのでしょうか。
ミトラ神の記述はヒッタイトの条文にも登場し、
ミトラ・ヴァルナの二神がペアで語られていました。
『リグ・ヴェーダ』にもこの二神が記され、
遥か太古はミトラ単独の信仰ではなく、
ヴァルナ神も重視されていた事が分かります。
ミトラ・ヴァルナは太陽神の両目のように
双方が昼の太陽・夜の太陽を司り、
密教の金剛界曼陀羅・胎蔵界曼陀羅の
中心に座す大日如来のペアのように
両輪の存在とされています。
弥勒菩薩のみが重視されるのに違和感があり、
ヴァルナの深層を探ってきましたが、
この神は古代日本にも多大な影響を及ぼす
重要な神とされていたようです。
出版がゴタゴタしていて遅れていますが、
三遠式銅鐸の本には詳しく書いてあります。
商業出版でないと書店に乗らないので、
クラウドファンディングで350万円ほど
収集するのも手ではあるんですが、
ブログ更新と本の執筆で暫くはきつそうです。
ヴァルナは古代から日本にも深く関わり、
別の形で長期に渡り日本に影響を及ぼし続けています。
徳川家康などの権力者もこれを知っていた節があり、
想像以上に根深い問題が横たわっています。
この歴史を出す価値がどれだけあるかは分かりませんが、
弥勒信仰に一石を投じる存在である事は間違いないでしょう。