空海の父は佐伯直田公とされ、
直(あたい)は朝廷から
与えられた姓(かばね)で、
有力者なのが伺われます。
空海の出家前の名前は
佐伯真魚(さえきまお)で、
こちらを知っている人は、
結構な歴代オタクですね。
佐伯田公は多度郡少領とされ、
多度郡を治める役人の長ならば、
空海は有力者の家系に生まれ、
将来を期待されていたのに、
宗教にハマり出家した事になり、
かなりの問題行為ではあります。
この田公と今毛人が同族なのか
そうでないかには議論があり、
不明瞭な部分はあるのですが、
同族か否かに関わらず、
深い関係があったようです。
空海の出家に関わる時期に、
今毛人が深く関係していた
痕跡が残されています。