SDGs

SDGsは継続可能な開発目標とされ、
根本概念に開発が据えられています。

都合の悪い事を棚上げしつつ、
環境問題を語って儲ける詐欺も
良く見られた話しですが、
SDGs詐欺は大丈夫でしょうか、

この根幹にあるのは西洋合理主義で、
自然界を神の被造物とするのは、
旧約聖書に見られる思想ですね。

西洋で悪者とされる龍神も
東洋では自然を司る善神で、
日本でも様々な神社において
龍神が祀られているのを
目にする事が出来ます。

古代中国では自然と言っても、
地理(風水)が詳細に研究され、
様々な気の流れや質を重視した
都市開発がなされています。

天文(占星術)も研究され、
月の満ち欠けと農耕との関係が
詳しく研究されていますが、
太陽暦のみの西洋においては、
月が悪者なのも興味深い所です。

儒教で墓の風水を見る本には、
土についても様々に説かれますが、
やはり気の状態も重視しており、
農業にも応用されていた可能性は
かなり高いのではと思われます。

『詩経』の都市開発の詩には、
天地の神々と都市開発の関係が
歌われているものがあります。

儒教では天を父、地を母とし、
天地人を貫く柱が王とされ、
天地の神への祭祀をしますが、
近代は調和も何もありませんね。

日本に山岳崇拝でイワクラ祭祀が
存在している背景を探っていくと、
高度な風水の知識体系が存在した
可能性を示唆させています。

これらをベースに考えると、
一神教の神に人がすげ変わった
他の信仰への虐殺を是とする
傲慢な思想が開発の概念と
結びついている感を受けます。

人間を自然の上位に置いて、
殺さず搾取し続けられるための
手段を考えているとすれば、
根本の洗い直しが必要でしょう。

これはヘレニズムで研究された
高度な学問体系とは本質を異にし、
アレクサンドリア大図書館が
大規模な焚書にあわなければ、
現代文明は全く違ったものに
なっていた事でしょう。

ヘレニズムが中国にまで
到達していた説については
何冊も書いてはいますが、
秦始皇帝が焚書をした話は、
古代中国でも高度な知識が
失われた事を意味しそうです。

徐福がこれを持ち込んでいたなら、
邪馬台国の農業は高度な知識を
ベースに運営されていた可能性を
感じさせてくれますね。

ヘレニズムでは自然や宇宙、
人間への深い認識が存在し、
これを元に個人から国家まで
実地運営するための体系こそが
アショーカ王の仏教であった説を
本に纏めようか悩んでいる所です。

何故か更にやる事が多くなって
執筆が厳しい状態なのですが、
どこまで書けば終わりになるか
見えないのが辛い所です。

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コメント

  1. 中村 隆一 より:

    藤原直哉さんのFacebookページを通して、いつも拝読させていただいております。
    貴重なお話し、ありがとうございます。

    私も西洋近代主義のご都合主義的な環境へのアプローチに辟易しています。
    つまる所、マネーを動かして自分たちだけの利益に結びつける手法に過ぎないと感じております。
    それを環境と結びつけて偽善的にして、いかにも良いことをしているように見せかける、それは地球に対しての冒涜に他ならないと強く思います。 

    とは言うものの、私は25年かけて、「微生物ネットワーク農法」をとりあえず完成をさせたのですが、友人から多くの人に伝えるためには、分かり易い言葉、いわゆSDGs的な流行りも文章に取り入れる事が大事だと言われ、なるほどと感じている所でも有ります。

    アレキサンドリアの大図書館の焚書は、無ければ本当に歴史は変わっていたかもしれませんね。
    そこでこの世界から大きな叡智が失われたのは事実ですから。
    しかし人間の進化にとっては、これも必要な事だったのかもしれない、とも私は感じています。
    私たちは自らの進化に応じて、必要な事を得るのだと思います。
    どんなに良い事も、進化の度合いに合わなければ、それぞれの進化にとっては害になる事がほとんどだからです。

    そして本当に必要な事は、必要な時に見えない世界からそれぞれが見いだして、この世界に生み出して行くのだと確信しております。
    アレクサンドリアの図書館の叡智も、見えない世界には記録されていると思います。
    そういった意味で必要な時に必要な方がそこから取り出していくのが、一番安全なのだと思います。

    私が見いだした微生物ネットワーク農法は、これまでの農業的な考え方、養分は一方向的に肥料分などの形で根を通して吸収される、もらうだけの存在、という概念からの転換をしています。

    微生物ネットワーク農法では、植物は太陽や宇宙のエネルギーを受けて、それを微生物を介して大地に受け渡します。
    植物と微生物は根と菌糸を介して直接つながります。
    植物の根の内部には微生物の菌糸が入り込み、一体化します。
    その時、植物は微生物を介して、必要な時に必要な養分が直接供給されます。

    植物は宇宙からのエネルギーの媒介者であり、微生物は大地(地球)のエネルギーの媒介者として働くのです。
    その時植物(作物)は大地(地球)そのものを表します。
    そしてそれは本来の森林の在り方と一緒なのです。

    微生物ネットワークを中心とした土壌環境を整えるだけで、無肥料でも大きくて美味しい野菜が永遠に出来続ける事ができるのです。

    よろしければ、こちらもご覧になっていただけるとうれしいです。

    https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2188406737997932&id=100004858802064

    • Katsuyoshi より:

      中村さん始めまして。

      アレクサンドリア大図書館の消失は海外の出来事ではなく、日本の古代史にも密接に関わっている事は、既に何冊かに書いてあります。

      アレクサンドリアの精神文化の水準は非常に高く、これが後に大乗仏教に否定され真実の姿が隠蔽されたと言う話を纏めようか迷っていますが、他にも書く事が多すぎます。

      この精神文化は世界的に広まっていたもので、自然と調和した優れた統治が行われていたのに、支配に都合が悪く隠蔽されたものであったなら、今後の世界に是非とも必要とされるものなのでしょう。

      • 中村 隆一 より:

        丁寧にご返信いただきまして、ありがとうございます。
        いつも、見識の広さ、深さには恐れ入っております。
        毎日の発信もありがとうございます。

        私自身は大図書館の事を知ったのはシュタイナーを通してのため、西洋からの視点が強いかもしれません。
        大図書館の喪失の事を知った当時、とても残念な気持ちになった事を今でも覚えています。 
        しかし日本にもその流れの影響は有ったのですね。

        まだまだ私自身知らない事ばかりでお恥ずかしいばかりです。
        これまでの時代は本当の事、真実は、ほとんどが隠されている時代なのだと思います。
        それらを掘り起こす作業には頭が下がります。
        これからは徐々にそれらが表に出てくる事でしょう。

        良く見返したら、伝えたい思いが強すぎて勢いに任せて書いてしまい、自己宣伝のようになってしまって、お恥ずかしい限りです。
        すみません!

        • Katsuyoshi より:

          アレクサンドリア大図書館については、『岩戸開きの密儀とギリシャミステリー』に色々書いてあります。

          大図書館は本よりも、優れた研究が成された土壌こそが重要であり、現代の宗教を根幹から覆すレベルのものが存在していた痕跡があります。

          この優れた精神文明の痕跡は日本に残っており、その意味からしても稀有な国である事は間違いないでしょう。