四方浄東の福満寺薬師堂では、
鬼の登場する「ひよんどり」が
継承されて来ているようです。
これは鬼の登場する火の祭ですが、
徐福が薬師如来像を持ち帰ったと
伝承されている事を考えると、
関係がありそうな気配はしますね。
薬師如来は『三遠式銅鐸と古代出雲』に
どの様な神であったのかを書きましたが、
徐福王朝を解明するのに必須の存在で、
古代世界の在り方を考えさせられます。
徐福に由来するのが行基であれば、
彼の出生は隠される必要があり、
出生地である四方浄においても、
隠蔽工作がなされたのでしょう。
徐福王朝は新羅と同様に
ギリシャ・ローマの系統と
密接に関係している王朝で、
百済系の仏教とは異質の信仰の
系統に属した文化に位置します。
この仏教はヘレニズムに関わり、
仏教のみでなく様々な宗教が
磨きあったものとされるので、
更なる西のエジプトの流れも
ここに影響していそうです。
エジプト神話のオシリス神は
赤い牡牛ともされていますが、
ユダヤ教では赤い牡牛は
生け贄にされていますね。
牛の角を持つ神の信仰は
古代世界で広域に存在し、
その流れが見られるとすれば、
世界的にも貴重なエリアです。