唐で栄えた様々な仏教は、
密教や五台山信仰もふくめ、
廃仏を境に一気に衰退に
向かったとされています。
しかし私はここに疑問があり、
廃仏で仏教が衰退したのかに
検討の余地があると考えます。
その根拠となると結構な量を
割かなければならないので、
一記事では書ききれません。
五台山は会昌の廃仏の後も
日本から密教僧が何人も
学びに行ったとされており、
弾圧で廃絶された訳では
無かった事が確認出来ます。
五台山は文殊菩薩信仰の
密教の聖地とされますが、
日本史への影響は想像以上に
深い物が存在しています。
文殊菩薩が何者なのかは、
岩戸開きの本に書いたので、
これを読めば言いたい事を
察する事が出来ると思います。
この周辺の歴史の解釈は、
後々の日本史にも影響する
大きな問題が含まれており、
ボタンを掛け間違えると
後の大変な事となるので、
掘り返しが必要でしょう。